2013年 01月 02日
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by kikyo-an
| 2013-01-02 14:09
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2012年 09月 05日
朝からソワソワ、ドキドキの日を迎える。 「受賞を気にしない」とゆったり構えるつもりでも神経の方はそうはいかないらしい。「今モントリオールは何時?」「セレモニーはそろそろ?」と全く仕事が手に付かない。8時になると(現地時間午後7時)レッドカーペットがはじまる。モントリオールのスタッフ達とはネットが繋がっているので逐一報告はあるはずだ。 Facebookに第一報が入った。「今、観客賞を取った!」「監督が舞台に上がった」との情報。毎回、映画祭での観客賞は気になる。チケットを買った観客が自ら自分のアンケート用紙に記入しその統計を取るからだ。アンケート用紙がドッサリ劇場に積まれていて、時には配給会社の人が自社の作品に点をいれるなど不正が行われるどこかの映画祭とは違い、本物の観客の声なのだ。だからこの賞は映画祭での一番の人気作品を象徴する。手応え十分だったので嬉しい。 そして間もなく、映画祭が今年から新設した映画祭公式特別賞「世界に開かれた視点賞」を受賞!の一報が入る。これはかなり名誉なことらしく、監督もこの賞の受賞を心から喜んでいた。そのあと次から次へと賞の発表があるが、かなり期待した主演男優賞は逃した。これはかなりガッカリだった。独りよがりではなく、新聞も、テレビも、絶対だ!と報道していたからだ。ただし時にはメディアの決めつけは審査員達の心象を害する。今回ほど、全メディアに褒められ、応援されたのは珍しく、それが返って裏目にでたかもしれない。しかし、監督はほとんど他のコンペもみていたので、この受賞者への賛美は認めていた。賞を逃したものの、会う人ごとのガブリエル、工藤さんへの賞賛は凄いので、本人たちは十分に満足しているようだ。結果、2冠を受賞。KAMATAKIの5冠受賞以来、久々の受賞だ。 公式賞以外で高倉健さん主演の「あなたへ」はキリスト教団体が選ぶエキュメニック賞の審査員特別表彰を授かった。壇上の健さんも見たかったが、結局無冠で残念だった。 しかし、ホッとしたのも本心。なにかを受賞されていたら日本メディア界での「カラカラ」受賞の扱いは霧となり消え去る。健さんごめんなさい。 #
by kikyo-an
| 2012-09-05 04:52
| Films/映画
2012年 08月 29日
今回の映画祭はとにかく忙しかった。 「カラカラ」の出品を記念して沖縄のアピールもしようと、いろいろな事を計画したからだ。 それまで沖縄ってどこ?と思っていた人が、映画をみて魅力を感じ興味を持ってくれる、その上遊びに来てくれたらこれ以上の事はない。こんな小さな島から、世界に名だたるコンペにでることの出来る映画を作れたというだけでもすごいことだ。 プロデューサーの宮平貴子さんは久しぶりのモントリオールに興奮気味。この土地が彼女の初監督の「アンを探して」を製作可能にしてくれたからだ。今回は初プロデュース作を持って第二の故郷へ戻った。映画製作と一言で言っても出来る人は少ない。大変な労力とストレス、そして大きなリスクと付き合う覚悟がなければやっていけないからだ。 ガニオンチームはとても華やかになった。 主演の工藤さんが参加してくれたのと、主演のガブリエルさんもモントリオール出身なので参加できたからだ。その上なんと明美役の富田めぐみさんが急遽来加してくれ華がもう一つ添えられた。 工藤さんは特注のドレスに身を包みレッドカーペット上でスポットライトを浴びた。 28日の上映は朝の部も、夜の公式上映も満杯の観客から鳴り止まぬ拍手を受け最高の時間を過ごした。映画を作ってよかったと思うのはこの瞬間だ。 監督と主演の二人はインタビューに次ぐインタビューで忙しい。 あと数日で閉幕式を迎えるのだが、後ろ髪を惹かれる思いでモントリオールをあとにした。 あとは朗報を待つのみ。 どこからの情報が早いか? 「アンを探して」がシンガポールの映画祭でグランプリと最優秀監督賞をもらったときは、観客席にいた人がツイッターで流した情報をカナダから受け取り、受賞を誰よりも早く知った。まだ宮平監督が壇上に上がるか上がらない内だった。私は深夜一人で感涙にむせんだのを覚えている。 #
by kikyo-an
| 2012-08-29 06:07
| Films/映画
2012年 08月 28日
これは「カラカラ」上映日の観客席。 映画「カラカラ」の製作日記もすっ飛ばし、カンヌ国際映画祭マーケット参加報告もすっ飛ばし、一気に8月。今年もモントリオール映画祭の時期がやってきた。実に7年ぶりの参加だ。 カンヌでモントリオール映画祭のプログラマーから出品の依頼があったとき、正直迷った。というのも、ガニオンはすでに「ケニー」で審査員全員一致のグランプリを受賞。「KAMATAKI窯焚」ではなんと5冠(監督賞、観客賞、国際批評家賞、エキュメニック賞、ベストカナダ映画賞)を受賞した。なので今回は心底迷った。普通、二回に渡って同じ賞をもらえることはない。またことのほか自国の映画に厳しい映画祭だ。「ケニー」のときが映画祭始まって以来はじめての地元カナダ人の受賞だった。 賞をもらうために参加するわけではない、しかし、競っているからには勝ちたいというのが本音。だがスポーツ競技のように本人が競技の場で頑張れば優勝するというものでもない。作品はすでに出来ている。受賞か否かはそのときの他の作品の優劣、また審査員のこのみ(審査委員長の好みが大きい)に左右される。それと政治的判断。昨年は、、、とか、この国に複数の受賞は遠慮してもらう、などある意味ではフェアに賞が分けられる。誰もがグランプリと疑わなかった「KAMATAKI窯焚」のときもすでにグランプリを取っているガニオンは監督賞だったし、主演男優賞は藤竜也さんと下馬評まであったが、これもヨーロッパの老名優に渡った。(これを受賞していたら6つの賞になった) なので、本当に蓋を開けるまでわからないのだ。 オープニングセレモニーは8月23日プラス・デ・ザールで行われる。 開会式に続き、オープニングフィルムの上映。中国の「ミリオンダラークロッコダイル」だ。 超エンターテイメントで、批評家には評判悪かったが、ゲラゲラ笑え映画祭の開幕にはふさわしいと思った。この夜はインターコンチネンタルホテルで開幕のレセプションが行われ、夜更けまで映画の話で持ちっきり。世界中の映画好きが一堂に集まる。 我々の「カラカラ」は沖縄が始めて設置した文化振興政策によるコンテンツファンドからの投資と海外コンテンツサポートの補助金をもらって製作した。また創刊120年を誇る琉球新報の始めての映画への出資作でもある。ラジオ沖縄、JCCもそれに並んで参加してくれた。多くの沖縄の期待を背負っているので気合も入る。 #
by kikyo-an
| 2012-08-28 00:55
| Films/映画
2012年 08月 27日
沢山レポートすると書いたっきりだ。23日から始まった映画祭はもう終盤、回りの風景に目をやる間もないくらいとに角時間がなかった。
まず、KAMATAKI窯焚の思いで。 モントリオール映画祭へは7年ぶり、2005年出品のKAMATAKI窯焚以来だ。この作品では最終日、まず午後に行われた別室での授賞式では国際批評家賞、そしてエキュメニック賞を受賞。映画祭の公式の賞とは別格で数人の審査員が各映画祭を回り、これらの賞を授ける。エキュメニックはカソリックの宗教的な賞でもあるので、KAMATAKIの中の性に関するシーンが気になったが、「若者に生きる意味を与える」ということで決まり、映画祭後カリフォルニア州での上映会に招待もされた。また国際批評家賞は監督にとってとても名誉なことである。 クロージングセレモニーが始まり、世界中の映画人が集まる。賞に付いては全くセレモニー前に知らされていないのでドキドキものだ。 会場に入り、セレモニーが始まる。審査員がそれぞれの賞を読み上げる。 まず、ベストカナディアンフィルム賞(スポンサーのエアーカナダからの賞)、そして観客賞を受賞した!!!モントリオールは映画の観客層が多く、質も高い。わざわざヴァケーションを取って、期間中のパスを買い求め一日に数本もの映画鑑賞をする、いわゆる目利きが多い。それだけにこの受賞は最高に嬉しい。この時点ですでにガニオンは2回壇上へとトロフィーを受け取りに往復した。そして、最後に受賞したのは監督賞。これ以上嬉しい受賞はない。 結果、この作品は5冠を受賞することになる。そして作品のキャリアもすばらしい、このあとベルリン、パームスプリング、ブラジル、バンコック、、、、と上映されることに。 さて、今年の『カラカラ』は? 次のレポートをお楽しみに。 #
by kikyo-an
| 2012-08-27 07:42
| Films/映画
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